〒321-0904
栃木県宇都宮市陽東4-1-2

028-664-3800

トップページ医院紹介スタッフ紹介診療案内交通案内初診の方へ
 

猪岡内科コラム

栃木県,宇都宮市,糖尿病,食事指導,管理栄養士 【猪岡内科】

猪岡内科コラム

求人案内

トップページ»  猪岡内科コラム»  コロナウイルス»  コロナウイルス第3波の現状 2月号恵

コロナウイルス第3波の現状 2月号恵

コロナウイルス第3波の現状 2月号恵

コロナウイルス第3波の現状 2月号
猪岡内科
糖尿病療養指導士 中村郁恵
 
 
睡眠について連載しており、今月は“体内時計”の予定でしたが、県内でも新型コロナウイルスの感染が増えており、夜の街に広まった第2波とは違い、第3波では感染経路が不明の“身に覚えのない感染”が増えてきています。
ウイルスはもうそこまで来ており、こんな時こそ日頃の感染対策が重要になってきます。
 
【栃木県の新型コロナウイルスの現状】
栃木県での新型コロナウイルスの発生は右肩あがりに増えており、1月18日現時点では連日の新規感染者数が100人を超えています。

武漢から始まった新型コロナウイルス騒動から1年が経ちました。
マスクの着用に始まり、第1波、第2波、第3波とそれぞれ感染対策を行ってきましたが、最近では“コロナ慣れ”してしまい、初めの頃よりも感染対策が緩くなってしまった現実も見受けられます。
栃木県内の医療現場で実際に起こった出来事と、感染対策の確認を今一度していきたいと思います。
 
【医療現場でのエピソード】

栃木県内での発熱時に受診が認められている、ある外来では、連日のように駐車場は満車で入れずに、受付にも行列ができており、診察を受けるまで数時間必要とします。

最近の県内で実際にあったお話しです。
 
50代で特に基礎疾患がない患者さんが、その診療所にやってきました。
受付の時には顔面蒼白で、“パルスオキシメーター”という指先につけて体の中の酸素を測る機械では、酸素飽和度75%呼吸も苦しそうでした。
※酸素飽和度の正常範囲は95%以上です。喘息の発作のときなど80%に落ち、医療スタッフは少し焦り始める感覚なので70%台はとても苦しいと思います。

(コロナ騒動があってから、もしもの時のために必要性を感じてネットで購入した私物のパルスオキシメーターの写真です。)
 
すぐに診療所にある酸素ボンベを繋ぎます。
CTでは両方の肺に肺炎を起こしており、もちろんPCR検査を受けますが、その結果がでるまでには時間を要します
その間にも患者さんの容態は悪く、いつ急変してもおかしくない状態です。
設備の整った大きい病院での治療が大至急必要なので、医療スタッフはすぐに救急車を呼んで入院できる搬送先を探します。
保健所を通じて県内の病院を片っ端から連絡をしてあたりますが、どこも満床で受け入れできず、救急車は出発できずについに半日が経過してしまいます。

さらに困ったことに、診療所の酸素ボンベはついに底を尽きてしまう一歩手前となってしまいました。
救急隊にそちらの酸素ボンベを繋いでもらえないか伺うと、救急隊の方も酸素ボンベの残量が不足していて残された時間にも限界がありそうでした。
現状ではマスク、消毒に次いで、酸素ボンベも供給不足のようです。
 
もう一度、県内の病院に患者さんの容体と酸素ボンベが尽きてしまう危機的状況をどうにか伝え、やっと受け入れてもらえる病院が見つかり、夕暮れになる手前で搬送されました。
搬送を終えて、胸をなでおろすのもつかの間、まだ駐車場に入りきらないほどの患者さんが診察を待っています。
 

県内でも、発熱患者を対象とした末端の医療現場ではこのような日々で、
さらに、本来であれば隔離が必要であるPCR検査で陽性が出た患者さんが入院できずに1000人ほど自宅待機しており、医療現場はとても逼迫していると言えます。
インフルエンザとも比較されがちなコロナウイルスですが、新型インフルエンザが流行した時には、このような医療崩壊はありませんでした。
 
自分自身や家族が感染しないためにも今一度、感染対策を見直したいと思います。
【感染対策の見直し】
忘年会、新年会は見送りとなった会社が多くありますが、同じ職場で感染者が出てしまい、ご自身が濃厚接触の対象となってPCR検査を受ける方が多く見受けられます。
“いつも接している決まったメンバー”という安心感から気の緩みがありますが、夜の街に繰り出さなくても、コロナウイルスは近くまで迫ってきています。
職場でできる感染対策を今一度見直したいと思います。
 
・食事について
飛沫が飛ぶために、別の空間での食事が推奨されますが、やむを得ずに同じ空間で食事をとるときは、デスクの周りについたてをつけるマスクなしでの会話は最小限にする、部屋は換気扇をつけてさらに対角線上に窓を開けて換気をする。
 
・接触しあう共有部分について
例えば、ドアノブ、共有の資料、共有パソコン、私物でないボールペン、給湯室など誰でも触れる可能性のある共有部分は感染の可能性があると判断します。

手で触れた場合は手洗い、消毒をします。
消毒のしすぎで手が荒れてしまっている方は、保湿する、または皮膚科へ相談しましょう。
 
・職場の人と同じ車に乗る場合
共有の車である場合は使用の前後にきちんと消毒します。
お互いにマスクをするのはもちろんのことですが、外気モードにして、今の時期寒いので暖房の風量はMAXに増やします。

これで3分ほど経ったら換気ができるそうなのですが、前後で窓も少しだけあけましょう。
2人で乗る場合、座る位置は対角線上がベストです。
 
・日常生活で欠かせないスーパーなどの買い出しでは
店舗の入り口には消毒が設置されていることがほとんどです。
お店に入るときの1プッシュは“ウイルス店内に持ち込まないための消毒”
お店から出るときの1プッシュ“ウイルスを家庭に持ち帰らないための消毒”です。どちらも忘れずに行いましょう。
 
みなさんで感染対策を見直して、一日でも早く安心できる日々をすごせますように。
 

2021-01-25 09:38:19

コロナウイルス

 
ページトップへ