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猪岡内科コラム

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トランス脂肪酸

トランス脂肪酸

トランス脂肪酸 ~他国と日本の比較~
猪岡内科
糖尿病療養指導士 中村郁恵
 
5月14日、世界保健機関(WHO)は世界の加工食品から製造されたトランス脂肪酸を
徐々に排除する戦略的行動指針を発表しました。

そこで、今回は各国でのトランス脂肪酸の取り扱い方について書きたいと思います。
 
【WHOはトランス脂肪酸の排除を計画】
2003年、WHOでは、トランス脂肪酸の摂取量を摂取エネルギーの1%(約2g)未満にするよう勧告しています。
しかし、「トランス脂肪酸」の認知度や危険性があまり知られていないことが現状にあり、
意識して食品を選ぶ消費者は多くありません。
 
そして、トランス脂肪酸に起因する心血管疾患で、毎年5万人超が死亡しています。
そのため、食品からトランス脂肪酸を排除することで、みんなの健康と生命を守ることにつながるとされています。
2018年5月14日、世界保健機関(WHO)は世界の加工食品から製造されたトランス脂肪酸を徐々に排除する戦略的行動指針を発表しました。

 

【現在の各国の規制】
各国のトランス脂肪酸の規制を表にまとめたのでご覧ください。

このように規制や表示の義務をしている国は多くあり、早い国では2003年よりなされています。 表にもある通り、アメリカでは今年6月16日、米国食品医薬品局(FDA)よりトランス脂肪酸の食品添加物を原則禁じるという決定が下されました。
次に日本での取り扱いについてお話しします。

【日本でのトランス脂肪酸の扱い】
日本ではまだ、トランス脂肪酸の規制も表示の義務もなされていません。
理由は、食品安全委員会で「大多数の日本国民のトランス脂肪酸摂取量は、WHOが推奨する総エネルギー比1%未満を下回っており、通常の食生活では健康への影響は小さい」と考えられているからです。

 しかし、平均値でWHOの目標をクリアしていても、それは日本人として平均的な食生活を営んでいる場合のことです。
現実には、東京大など8大学のグループによる日本で初めての本格調査で、目標値である1%を越えた人が30~40代の女性で3割を超えたという結果がでました。
食の嗜好の多様化により、毎朝パンの人、洋食が多い人、コンビニ弁当やお惣菜、揚げ物やお菓子が好きな人など
トランス脂肪酸を食べすぎている人は確実にいると思われます。

表示義務があれば、消費者は食品にトランス脂肪酸がどのくらい入っているか知ることができます。
消費者にも知る権利は欲しいところですね。
 
 最近は酪農家が減っていることが深刻になり、原料の生乳も減り、国産バターは高価格化が続いており、バターの代わりにマーガリンを買う人も多いですね。
自分の買っているマーガリンには、トランス脂肪酸がどれだけ入っているのかとても気になるところです。

トランス脂肪酸をとりすぎると何となく危険と分かったところで、次はトランス脂肪酸について説明していきたいと思います。
 

2018-07-30 16:12:17

トランス脂肪酸

 
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