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猪岡内科コラム
栃木県,宇都宮市,糖尿病,食事指導,管理栄養士 【猪岡内科】
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こまめに動くことは良いこと 糖尿病学会より
こまめに動くことは良いこと 糖尿病学会より
こまめに動くことは良いこと~糖尿病学会より~
猪岡内科
糖尿病療養指導士 中村郁恵
前回は、「痩せている人はちょこまか動いている」という事実を検証したデータをご紹介しました。
その結果、
肥満と比べて一日の中で座っている時間、立って過ごす時間に差が出ました
。
痩せている人は、皆さんもイメージする通りにちょこまか動いていることがわかりました。
また、日頃忙しい人へ向けて、日常生活の中でできる「ながら運動」を取り入れることをご紹介しました。
今回も引き続き、糖尿病学会のレポートで運動についてまとめていきたいと思います。
先に結論から言います。
【ちょこまか動くことは血糖値に良い】です。
下に示すのは、糖尿病の患者さんを下記のように分けて比較したものです。
●
座っている群
〇30分に3分の軽いウォーキングをした群
●30分に3分の簡単な屈伸運動をした群
横軸は時間の経過で、0時間と3.5時間のときに食事をしています。
グラフ用語説明
・各グラフ
A.グルコース
B.インスリン
C.Cペプチド
D.中性脂肪
・折れ線グラフ
●
座っているだけの群
○
30分に3分の軽いウォーキング
(↑点線)
●
30分に3分の簡単な屈伸運動
Aのグラフは3群の血糖値を8時間測定したグラフです。
わかりやすいように単位を日本の基準になおします。
7mmol/l = 126mmHg/dl
8mmol/l = 144mmHg/dl
10mmol/l = 180mmHg/dl
12mmol/l = 216mmHg/dl
14mmol/l = 252mmHg/dl
16mmol/l = 288mmHg/dl
座っている群(食後のピークの血糖値が約270 mmHg/dl)に対して、30分に3分のウォーキングまたは屈伸運動をした群(食後のピークの血糖値が約230 mmHg/dl)は
特に食後の高血糖が抑えられていることが分かります。
B・Cのグラフの
●
座っているだけの群では、
血糖値を下げようとインスリンがたくさん出ています。
沢山インスリンを出すために、膵臓は過労な状態となっています。
そんなわけで、血糖値のためにも
長時間座っている仕事の方は、30分ごとに3分程度のウォーキング、ストレッチ、軽く動くだけでも食後の血糖値や中性脂肪が下がる効果が期待できます。
そして、30分に1回動くことは、アメリカの糖尿病学会でも推奨されています。
以下に原文と和訳を載せます。
‘’座っている時間を減らすことの推奨と利点‘’
・すべての大人、特に2型糖尿病はずっと座って過ごしている時間を減らしたほうが良い。(推奨レベルB)
・特に2型糖尿病の大人は、血糖値を良くするためにも、30分ごとに、ずっと座っている事を中断するべきだ。(推奨レベルC)
忙しいみなさん、仕事の合間に少しだけブレイクタイムをとって体を動かしてみてくださいね
2018-07-10 16:26:39
糖尿病
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